ヒロトの投資日記

投資活動を徒然記します

ウォーレン・バフェットの初心者向けの投資方法::3 つの簡単なルールについて

はじめに

Youtubeで投資と入力したら一番目に表示されたのが、世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェットの投資初心者へのメッセージでした (https://www.youtube.com/watch?v=Uw_QyeHo8f0)。いいことを動画で述べていたので、覚書です。

ウォーレン・バフェットは自身の経験やグラハムの本などから、株式をビジネスの一部として見る方法、市場の値動きについて理解する方法、そして持続的な競争優位性を持つビジネスを見つける方法について、素晴らしい洞察を提供しています。

これらの3つの重要なルールに従い、少数の良いアイデアに焦点を当てることで、投資家は賢明な投資決定を行い、損失を避けることができます。

概要

このYoutube動画の内容は、ウォーレン・バフェットが初期の投資経験と成功する投資の3つの重要なルールについて話しているものです。彼は11歳で投資をはじめ,19歳までにあらゆる投資に関する本を読んだそうです.特にベンジャミン・グラハム (Benjamin Graham) の記した賢明なる投資家に影響を受けました。

第1のルール:株式はビジネスの一部であることを認識し、その経済的特性や競合相手を評価すること

ティッカーシンボルではなく、株式をビジネスとして評価するということです。

第2のルール:市場は変動することが役割であることを理解し、価格変動に感情的に反応しないこと

賢明なる投資家の8章でグラハムは市場のことをミスター・マーケットとして記しています。株式市場は常に売り手と買い手が存在し、ある人が株を売るときには常に買い手が存在し、その値段は同一です。ミスター・マーケットは、幻覚をみているようなそう・うつ状態のアルコール依存者のように、ありとあらゆる値段をつきつけてきますが、自分の有利なようになるときにしか相手にしないようにバフェットはすすめています。

株価は何倍にも跳ね上がることがあります。農地や住居の土地はそこまでの値上げ、値下げはなく、あっても数10%程度でしょう。マーケットの値段はめまぐるしく変わりますが、自分に有利なときだけ売買をすればいいのです。

また、あなたが市場を制しようとするのと同様に市場はあなたを屈服させようとしてきます。何かの株式にほれ込んだとして、会社側は株主の一つのことなど気にも留めません。

バフェットは先入観を植え付けられないように、株価をみないで企業の値段を評価するそうです。

第3のルール:持続的な競争優位を持ち、誠実で能力のある経営陣によって運営されているビジネスを探し、適切な価格で安全域を確保して株式を購入すること

人間はコンピュータと違って確率が低すぎることは考えないことがあります。

バフェットはまた、いくつかの良いアイデアに焦点を当て、基準を満たさない潜在的な投資を排除することを助言しています。

バフェットの人物像

ウォーレン・バフェット (Warren Buffett) は、アメリカの実業家、投資家です。バークシャー・ハサウェイ (Berkshire Hathaway) は、1839年にこのウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーによって設立された多国籍コングロマリット持株会社です。ネブラスカ州オマハに本社を置き、保険、公益事業、小売、製造、運輸など多様な事業を所有しています。

バークシャー・ハサウェイは、長期的な投資戦略で知られ、世界で最も大きく成功した企業の一つです。オマハの神託とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏が会長兼CEOを務めています。バフェットはバリュー投資家として有名です。

彼は11歳で投資をはじめたそうです.当初は,タイミングを計った売買をしたりチャートを読み解いたりしようとしたそうです.グラハムの賢明なる投資家を読んで初めて投資に対する枠組みを構築することができたそうです.

考察

  • 第1ー3のルールを理解しておくことが重要ですが、会社のビジネスが何かを知ること、ビジネスの優位性を評価するというのはバフェットだからできることで、個人投資家やアナリスト、ジャーナリストなどにおいそれとはできることではありません。
  • 単純な投資方法は誰もが真似できてしまいます。皆が真似すると有効な投資方法が機能しなくなってしまいます。例えば、PERの低い株を買う、という投資方法は誰にでもできます。しかし、皆がPERの低い株を買うようになると、PERの低い株はなくなってしまします。また、ダウの負け犬という、ニューヨークダウ銘柄のなかで高配当の株を買ってダウを上回る成績を目指す投資方法がありますが、これも誰にでもできて、機能する年としない年があって、今では単純にダウに勝るかはわからなくなっています。
  • 誰でもできるような単純な投資方法は、有効な方法なら皆が真似をしてしまうのでいずれ機能しなくなってしまします。つまり、誰もが簡単にできる銘柄選定はないということです。
  • したがって、第1-3のルールはバフェットのように卓越した投資家であると同時に事業化でもある特別な存在だからできるわけで、凡人が同じように行っても無理で再現性にとぼしいでしょう。
  • 第2のルールからは,市場の価格に振り回されず,自分に有利な値段で売買するということが学べこれは再現性がありそうです.例えば,賢明なる投資家がすすめるようにリスク資産を許容範囲内で運用し,リスク資産の割合が下がれば買い増し,上がれば売却するリバランスという方法を用いれば,市場に振り回されず自分に有意な売買をすることができます.

結論

  • 株価をビジネスととらえ,持続的な競争優位性を持つ企業を選ぶことは並大抵のことではないが,市場の価格に振り回されずに自分に有利な価格で売買を行うことが重要である。