投資方針の確立
投資方針を作成してみました。
投資方針
第一条(運用指針)
「有利だと思えるならリスク資産に投資する」
「使わないお金はリスク許容度の範囲内でリスク資産に投資し、リスクプレミアムを回収する」
「お金は使ってこそ意味があり、使わないお金はリスク資産として合理的に運用する」
「まず手数料(信託報酬、スプレッド、税コスト)を確認せよ」
「長期・分散・低コスト」を徹底する
「株価暴落はバーゲンセール」
第二条(目的)
金融資産の運用を通じて、経済的自由に近づく
目標:金融資産1億円の運用利回り5% から 年間運用益税引き400万円
生活コストを収入と運用益で賄える状態を目指す
第三条(運用期間)
生涯にわたりリスク資産を運用し続け、死亡後は配偶者・子に承継する
第四条(資産区分)
主体は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」1本とする
より有利なファンド(例:低コスト、税制優遇)が登場した場合、追加購入先を柔軟に切り替えることを検討する
第五条(資産の振り分け)
クレジットカード積立(月10万円)でオルカンを購入(年間120万円、NISAつみたて枠消化)
毎月28日~翌月5日の間に、余剰現金を確認後、オルカンをスポット購入(年間最大240万円、成長投資枠活用)
生活費の支出の3か月分の現金を確保した上で、余剰現金はリスク資産に回す
第六条(リスク資産のアセットアロケーション)
アセットアロケーション比率は設定しない
リバランスは原則実施しない
個別株の保有割合はリスク資産全体の2割以下に維持する
第七条(リスク資産の売却)
必要資金が生活費・無リスク資産で賄えない場合に限りリスク資産を売却する
売却優先順位:課税最小化を優先(損益通算・含み損銘柄の活用)
生活資金確保や大型支出に備えるための「意図的な売却」は許容する
第八条(その他)
市場環境、税制改正、家計状況など重大な変化があればこの規則を随時見直す
あらゆる判断において合理性、柔軟性を重視し、精神的なブレを最小化する
今後のドル円の為替について考える
為替の短期的な値動きは分かりません。しかし、過去の値動きから今後について考えてみました。
ドル円は最近は80円から160円からのレンジで、円高でも120円くらいまでの間ではないかと思ってます。
為替の歴史は、1944年のブレトンウッズ協定により、固定相場制が導入され、1ドル=360円の時代が続きました。しかし、1971年のニクソンショックを機に変動相場制となりました。
1985年のプラザ合意後、1ドル=80円台まで円高がすすみました。この円高は、日本の輸出企業の海外進出を加速させました。
2000年代以降、日本の低金利政策と米国の金融緩和により、円安傾向が続きました。2022年には1ドル=150円を超えました。
現在の円安は、160円台の歴史的な安値圏にあります。バイデン政権では、円高は許容されていました。
トランプはドル高是正を掲げています。米国経済にはドル安のほうが都合が良いからです。
160円から今後は120円まで揺り戻しが来る可能性があります。過去80円まで円高となっていますが、米国の利下げ以外の要因がないとそこまでは下げないかと。
オルカンは、-20%まで為替要因で下げるかもしれませんが、株式のリターンの方が強いので積立などは継続です。
オルカンからTracers MSCI オールカントリー・インデックスの乗り換えはしばらく様子見になりそう
4月10日に日興アセットマネジメント株式会社から提出された有価証券報告書からTracers MSCI オールカントリー・インデックス(全世界株式)の存在が知れ渡りました.
業界最安値のインデックス型投資信託eMaxis Slim 全世界株式(以下オルカン)と同様に,MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引後配当込み,円換算ベース)で,ファミリーファンド(海外先進国株式+新興国上場株式+国内上場株式)形式です.
ノーロードで為替ヘッジなしです.
オルカンと同じく先進国88.7%,うち米国60%,日本5.5%の割合.
信託報酬0.0525%でオルカンの0.1144%の半分です.4月11日のIT Mediaの取材ではe-Maxis Slimは信託報酬料の引き下げの追随は行わない方針です.
Tracers MSCI オールカントリー・インデックス(全世界株式)の信託報酬にはインデックス使用量が含まれず,実際の信託報酬は少し高くなるようです.
また,インデックスにどの程度正確に追随するか,解離によるトラッキングエラーがどの程度かは未知数です.
セオリーどおり運用純資産額が100億を超えるまではしばらく様子見でよさそうです.
買い物に後悔したあなたへ。お金を将来的に貯めるなら、今月は投資を検討しましょう。
皆さま、買い物をしすぎたことを後悔したことありませんが?私は今年お金を使いすぎたと思っています。お金を使うのと反対に、お金を将来的に貯めたいと考えているなら、代わりに投資を考えてみてはいかがでしょうか。
先月、VXUSという、米国を除く世界7,800社以上の株式に投資する上場投資信託(ETF)を5株購入しました。運用会社はバンガードという巨大な投資会社です.VXUSは、米国の全企業に投資するVTIと双璧をなしており、VTIとVXUSを購入すると世界中の株式に分散して投資できます。
日本ではVTやVTIが有名なETFですが、実はVXUSの運用額は7兆円を超えており、VTIの3兆円やVTの7000億円よりも大きいです。VXUSに投資することで、米国以外に投資をすることができ、米国株をすでにお持ちの方は投資全体のリスクを低減できる可能性があります。
有名な全世界株のETFであるVTと同様の構成にしたい場合は、VTIを60%、VXUSを40%購入ででき,運用手数料はVTより若干安くなります。
バンガードと競合する運用会社として定評のあるステート・ストリートのETFであるSPTMへの投資も検討できます。SPTMは米国企業1,500社に投資するもので、VTIの代わりとして利用することができます。1株あたり50ドル程度と買いやすいのもメリットです。ただ,運用総額がVTの6分の1程度というのがデメリットでVTIの安心感には代えられず,結局今月はVTIを2株購入しました.
今月は買い物をしない気分の方は、VTやVTIへの投資を検討してみてはいかがでしょうか?投資は、長期的にできるなら財産を増やし、経済的な目標を達成するための素晴らしい方法となりえます。
ここまで読んでくださりありがとうございました.
FRBは銀行システムの混乱よりインフレ抑制を優先し利上げを実施
こんにちは.
昨日のニューヨークタイムズの記事
銀行システムの混乱にもかかわらず、FRBは引き続きインフレに重点を置き、利上げを実施(The Fed, Still Inflation-Focused, Raised Rates Amid Bank Uncertainty - The New York Times)についてです.
今回の事件から,個人投資家として何が教訓として得られるのか考えてゆきたいと思います.
記事の要点
- 米連邦準備制度理事会(FRB)は、2023年3月22日に金利を4.75%から5%の範囲に0.25%引き上げた
- 2023年にあと1回の利上げほのめかした
- FRBの目標は、インフレを抑えることに重点を置くことと、金融の脅威を監視することのバランスをとること
- FRBは2022年3月以降、経済の冷え込みとインフレに対処するために急速な利上げを行ってきたが、最近の銀行業界の動向は状況を複雑にしている。
- 銀行の破綻と信用収縮が進む中、さらなる利上げの見通しとその規模は依然として不透明
記事の背景
これまでのニューヨークタイムズの記事から,経過をまとめると,以下のようになります.
シリコンバレーバンク(SVB)は,モルガンスタンレー銀行などの大銀行ではなく,中規模の銀行です.大銀行は,リーマンショックなどの金融危機を教訓に運用ついては制限をうけてきました.一方,SVBなどの中規模銀行は,大銀行よりも地方の政治と結びつき,政治的発言力が大きくこれまで規制を逃れてきました.
SBVについてはより魅力的な投資先,”smart money"として,ベンチャーキャピタリストなど企業が投資をしてきました.政府はたびたびSBVの経営について,改善を促すように忠告してきましたが,受け入れませんでした.そのため,金利上昇による債券価格の下落から,資金の引き出しがはじまり,現金の枯渇を恐れたSBVは長期債券を売却し,損失を確定しました.この損失の確定から現金引き上げが加速し経営破綻に陥りました
クレディスイスは以前よりその経営が問題視されており,SVBの破綻から注目があつまり株価は下落,救出のためライバルのUBSが買収することとなりました.
このような金融不安が広がりつつありますが,FRBはコロナ後の低金利によりマネーサプライが増加しインフレが進行するなかでインフレの進行を止めるために金利を上昇させています.
今後
今回の利上げは市場予想どおり(
商品9時30分 原油が続伸、金融システム不安後退で買い戻し 金は反発 - 日本経済新聞)だったようで各経済指数には大きな動きななさそうです.
今回の記事から,利上げは今後も慎重に行われていくようです.パウエル議長は,
“We have to bring inflation down to 2 percent,” Mr. Powell said. “The costs of failing are much higher.”
と述べており,金融機関の混乱よりもインフレのリスクを重要視しています.
金利が上昇するとリスク資産は下落しますが,大銀行などは規制をうけており,SBVのように連鎖的に倒産していくということはないはずです.
我々個人投資家は,今回の件に関しては,現状維持で淡々と投資を行えばよさそうです.
ウォーレン・バフェットの初心者向けの投資方法::3 つの簡単なルールについて
はじめに
Youtubeで投資と入力したら一番目に表示されたのが、世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェットの投資初心者へのメッセージでした (https://www.youtube.com/watch?v=Uw_QyeHo8f0)。いいことを動画で述べていたので、覚書です。
ウォーレン・バフェットは自身の経験やグラハムの本などから、株式をビジネスの一部として見る方法、市場の値動きについて理解する方法、そして持続的な競争優位性を持つビジネスを見つける方法について、素晴らしい洞察を提供しています。
これらの3つの重要なルールに従い、少数の良いアイデアに焦点を当てることで、投資家は賢明な投資決定を行い、損失を避けることができます。
概要
このYoutube動画の内容は、ウォーレン・バフェットが初期の投資経験と成功する投資の3つの重要なルールについて話しているものです。彼は11歳で投資をはじめ,19歳までにあらゆる投資に関する本を読んだそうです.特にベンジャミン・グラハム (Benjamin Graham) の記した賢明なる投資家に影響を受けました。
第1のルール:株式はビジネスの一部であることを認識し、その経済的特性や競合相手を評価すること
ティッカーシンボルではなく、株式をビジネスとして評価するということです。
第2のルール:市場は変動することが役割であることを理解し、価格変動に感情的に反応しないこと
賢明なる投資家の8章でグラハムは市場のことをミスター・マーケットとして記しています。株式市場は常に売り手と買い手が存在し、ある人が株を売るときには常に買い手が存在し、その値段は同一です。ミスター・マーケットは、幻覚をみているようなそう・うつ状態のアルコール依存者のように、ありとあらゆる値段をつきつけてきますが、自分の有利なようになるときにしか相手にしないようにバフェットはすすめています。
株価は何倍にも跳ね上がることがあります。農地や住居の土地はそこまでの値上げ、値下げはなく、あっても数10%程度でしょう。マーケットの値段はめまぐるしく変わりますが、自分に有利なときだけ売買をすればいいのです。
また、あなたが市場を制しようとするのと同様に市場はあなたを屈服させようとしてきます。何かの株式にほれ込んだとして、会社側は株主の一つのことなど気にも留めません。
バフェットは先入観を植え付けられないように、株価をみないで企業の値段を評価するそうです。
第3のルール:持続的な競争優位を持ち、誠実で能力のある経営陣によって運営されているビジネスを探し、適切な価格で安全域を確保して株式を購入すること
人間はコンピュータと違って確率が低すぎることは考えないことがあります。
バフェットはまた、いくつかの良いアイデアに焦点を当て、基準を満たさない潜在的な投資を排除することを助言しています。
バフェットの人物像
ウォーレン・バフェット (Warren Buffett) は、アメリカの実業家、投資家です。バークシャー・ハサウェイ (Berkshire Hathaway) は、1839年にこのウォーレン・バフェットとチャーリー・マンガーによって設立された多国籍コングロマリット持株会社です。ネブラスカ州オマハに本社を置き、保険、公益事業、小売、製造、運輸など多様な事業を所有しています。
バークシャー・ハサウェイは、長期的な投資戦略で知られ、世界で最も大きく成功した企業の一つです。オマハの神託とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏が会長兼CEOを務めています。バフェットはバリュー投資家として有名です。
彼は11歳で投資をはじめたそうです.当初は,タイミングを計った売買をしたりチャートを読み解いたりしようとしたそうです.グラハムの賢明なる投資家を読んで初めて投資に対する枠組みを構築することができたそうです.
考察
- 第1ー3のルールを理解しておくことが重要ですが、会社のビジネスが何かを知ること、ビジネスの優位性を評価するというのはバフェットだからできることで、個人投資家やアナリスト、ジャーナリストなどにおいそれとはできることではありません。
- 単純な投資方法は誰もが真似できてしまいます。皆が真似すると有効な投資方法が機能しなくなってしまいます。例えば、PERの低い株を買う、という投資方法は誰にでもできます。しかし、皆がPERの低い株を買うようになると、PERの低い株はなくなってしまします。また、ダウの負け犬という、ニューヨークダウ銘柄のなかで高配当の株を買ってダウを上回る成績を目指す投資方法がありますが、これも誰にでもできて、機能する年としない年があって、今では単純にダウに勝るかはわからなくなっています。
- 誰でもできるような単純な投資方法は、有効な方法なら皆が真似をしてしまうのでいずれ機能しなくなってしまします。つまり、誰もが簡単にできる銘柄選定はないということです。
- したがって、第1-3のルールはバフェットのように卓越した投資家であると同時に事業化でもある特別な存在だからできるわけで、凡人が同じように行っても無理で再現性にとぼしいでしょう。
- 第2のルールからは,市場の価格に振り回されず,自分に有利な値段で売買するということが学べこれは再現性がありそうです.例えば,賢明なる投資家がすすめるようにリスク資産を許容範囲内で運用し,リスク資産の割合が下がれば買い増し,上がれば売却するリバランスという方法を用いれば,市場に振り回されず自分に有意な売買をすることができます.
結論
- 株価をビジネスととらえ,持続的な競争優位性を持つ企業を選ぶことは並大抵のことではないが,市場の価格に振り回されずに自分に有利な価格で売買を行うことが重要である。